【終了しました】松本清張研究会 第46回研究発表会のお知らせ
1.日 時 令和5年12月2日(土) 午後2時~午後5時半(予定)
2.会 場 東京学芸大学 中央4号館(北講義棟)2階 203教室
(東京都小金井市貫井北町4-1-1)
3.プログラム
①挨 拶 山田 有策(研究会代表理事・東京学芸大学名誉教授)
②講演1 上野 誠(國學院大學教授)
「研究と想像力 ― 松本清張古代学の時代」
③講演2 大井田義彰(東京学芸大学名誉教授)
「松本清張と中上健次 ― 犯罪・差別・天皇制」
*発表者のプロフィールは次ページ参照
4.申し込み
参加無料 先着30名まで。
以下のメールかFAXで事前に申込み(住所・氏名・電話番号を明記)が必要。
(E-mail) shi-seichou@city.kitakyushu.lg.jp
(FAX) 093-562-2303
(問い合わせ・申し込み先)
松本清張研究会事務局 担当 中川・小田
〒803-0813 北九州市小倉北区城内2-3
松本清張記念館内
Tel 093-582-2761 Fax 093-562-2303
プロフィール
[講演者1]
○上野誠(うえの まこと) 國學院大學文学部教授(特別専任)
1960年、福岡生まれ。
國學院大學大学院文学研究科博士課程満期退学。奈良大学名誉教授。博士(文学)。
現在、國學院大學文学部教授(特別専任)。
研究のテーマは、万葉挽歌の史的研究と、万葉文化論。第12回日本民俗学会研究奨励賞、第15回上代文学会賞、第7回角川財団学芸賞、第20回奈良新聞文化賞、第12回立命館白川静記念東洋文字文化賞受賞。第68回日本エッセイスト・クラブ賞。
『古代日本の文芸空間』(雄山閣出版)、『魂の古代学――問いつづける折口信夫』(新潮選書)、『万葉挽歌のこころ――夢と死の古代学』(角川学芸出版)、『折口信夫的思考-越境する民俗学者-』(2018年、青土社)、『万葉文化論』(2018年、ミネルヴァ書房)など著書多数。
万葉文化論の立場から、歴史学・民俗学・考古学などの研究を応用した『万葉集』の新しい読み方を提案、学会に新風を送っている。近年執筆したオペラの脚本も好評を博している。モットーは「体感する万葉」。
[講演者2]
○大井田義彰(おおいだ よしあき) 東京学芸大学名誉教授及び特任教授
1957年、群馬県生まれ。
早稲田大学大学院博士後期課程単位取得退学。
私立麻布中学高等学校教諭を経て1998年より東京学芸大学勤務。この春定年退職を迎え、現在、東京学芸大学名誉教授及び特任教授。
専門は島崎藤村を中心とする明治文学で、主な著書・論文には『《文学青年》の誕生―評伝・中西梅花』(2006年)、『教師失格 夏目漱石教育論集』(2017年)、「丑松と職業―『破戒』論―」(2012年)などがあるが、現代文学にも関心を寄せ、松本清張については、「越境する中年女―松本清張『けものみち』論―」(2003年)、「中年男の60年前後―「坂道の家」を読む―」(2003年)、「「或る『小倉日記』伝」と強者の論理―モデルの扱い方を起点として」(2013年)という3本の論文を書いている。
清張研究会での発表は20年ぶりになる。