【終了しました】松本清張研究会 第45回研究発表会 「砂の器」国際シンポジウム

1 日時:令和5年6月24日(土)14:00~18:00(会員・総会まで)

2 会場:松本清張記念館企画展示室

3 内容:対面開催とZoomによるオンライン開催

14:00~14:10〇挨  拶 加島 巧(記念館友の会会長)
〇開会の辞 山田有策(松本清張研究会代表理事、
東京学芸大学名誉教授)
14:10~15:10第1部 講演(1時間) 山田有策(同上)
「文学史の中の清張」
15:10~15:20休憩
15:20~17:50第2部 研究発表・討論(発表・2時間半) 
「(共同研究)日本語・中国語・英語圏における『砂の器』の受容
と展開」
司会:松本常彦(九州大学大学院教授)
①     発表(研究成果報告)各自(20~30分程度・合計60分)
  ・田中ゆかり(日本大学教授)
  ・王成(中国・清華大学教授)
  ・角田拓也(コロンビア大学助教授) 
②     討論(発表者3人による) (討論60分)
③     質疑応答 (対面・オンライン 30分)
17:50〇閉会挨拶 山田有策代表理事)
      古賀厚志(松本清張記念館館長)

4 参加方法

参加無料   事前に「電子申請」での申込みが必要。受付開始は4月14日から。

以下(1)(2)の「お申し込みはこちら」ボタンをクリックするか、QRコードから電子申請のフォームを開き、フォームに姓名・メールアドレスなどを記入の上、お申込みをしてください。

(1)「対面」参加の電子申請方法  *先着30名まで。

お申し込みはこちら

右のQRコードから電子申請のフォームを開く   

(2)「オンライン」参加の電子申請方法(なるべく「事前申し込み」をしてご参加ください)

お申し込みはこちら

右のQRコードから電子申請のフォームを開く      

(1)(2)共通

折返し、オンライン参加のためのURL、及びミーティングIDとパスワードを記したメールをご返信しますので、当日はそちらのURLをクリックするか、ミーティングIDとパスワードをZoomアプリに直接入力してご参加ください。

5 その他

 なお今回の研究発表会(国際シンポジウム)の様子は、後日、YouTubeにて配信します。また記念館『館報72号』(令和5年8月末発行予定)にも掲載します。当日ご参加いただけない皆様には、どちらかでご覧ください。

高齢の参加者が多いため、会場ではマスクの着用を推奨します。

6 プロフィール

【講演者】 山田有策(YAMADA Yuusaku)

 東京学芸大学名誉教授、松本清張研究会代表理事

1943(昭和18)年、名古屋市生まれ。東京大学文学部国語国文学科卒業、同大学院博士課程満期退学。その後、東京女子大学を経て、現職。

専門は明治文学を中心に幅広く近代文学を対象とし、特に樋口一葉、泉鏡花などを研究。著書は、『幻想の近代 逍遥・美妙・柳浪』(2001 おうふう)、『深層の近代 鏡花と一葉』(2001 おうふう)、『制度の近代 藤村・鴎外・漱石』(2003 おうふう)、『再生の近代 戦後という文体』(2,008 おうふう)など多数。

【発表者】

田中 ゆかり(TANAKA Yukari)

日本大学文理学部国文学科教授。博士(文学)。

1964年生まれ。神奈川県厚木市で生育、早稲田大学第一文学部を卒業。読売新聞社で記者を3年間務めたあと、大学院に進学。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了後、日本学術振興会特別研究員(PD)、静岡県立大学国際関係学部専任講師などを経て、2006年度から現職。

専門は日本語学。主な著書は、『読み解き! 方言キャラ』(研究社、2021年)、『方言萌え!? ヴァーチャル方言を読み解く』(岩波書店、2016年)、『「方言コスプレ」の時代−ニセ関西弁から龍馬語まで−』(岩波書店、2011年、第22回高知出版学術賞)、『首都圏における言語動態の研究』(笠間書院、2010年)など。

王 成(WANG Cheng)

中国・清華大学教授。

1963年9月生まれ。山東大学、北京外国語大学・北京日本文学研究センターで日本語・日本文学を学んだ後、立教大学で文学博士学位を取得。首都師範大学教授を経て、現職。2004(平成16)年、第6回松本清張研究奨励事業に共同研究で入選。

専門は、日本近現代文学、中日比較文学。主な論文・著書は「高度成長期の中国における松本清張の受容」(『高度成長期クロニクル』玉川大学出版部、2007年)、『「修養の時代」で読む文学』(北京大学出版社、2013年)、『東アジアにおける旅の表象――異文化交流の文学史』、(共著、勉誠出版、2015年)。翻訳『小説の方法』(『大江健三郎自選集』第一巻、河北教育出版社、2000年)など多数。

角田 拓也(TSUNODA Takuya)

コロンビア大学東アジア言語・文化学部助教授(アシスタント・プロフェッサー)。

早稲田大学(英文学専攻)卒業後渡米、コロンビア大学にて修士課程(日本文学・メディア文化)修了、イェール大学にて博士号取得(映画・メディア学および日本文化研究)。シカゴ大学講師(映画・メディア学)などを経て2018年より現職。

専門は、日本映画、メディア文化、ドキュメンタリー映画等。主な論文、著書は、“Hani Susumu, Nouvelle Vague in Japan and Processive Cinema,” in A Companion to Japanese Cinema (2022, Willey Blackwell)、「問いと指差し──神馬亥佐雄と『汚水カルテ』の映像試論」(『戦後史の切断面──公害・若者たちの叛乱・大阪万博』東京大学出版会、2018年)など。

       (問い合わせ・申し込み先)        

松本清張研究会事務局 担当 中川・小田

            〒803-0813 北九州市小倉北区城内2-3

松本清張記念館内 

            Tel 093-582-2761  Fax 093-562-2303