創刊準備号
松本清張は推理小説、歴史小説、近現代史、古代史、ノンフィクションなど多岐にわたる文学ジャンルにおいて、作品を書きつづけ、多くの読者に支持されたが、その創作活動の多様さ、裾野の広さから容易に全貌が見渡せず、未だ十分に研究が進んでいない状況にあります。
『松本清張研究』は、全国の第一線研究者を網羅し、さらなる研究の推進と後継者の育成をめざして、年一回、記念館で発行する研究誌です。
内容紹介
- 松本清張研究について/平岡敏夫
- 歌と石と植物と/山田有策
- 『天城越え』は『伊豆の踊子』をどう超えたか/藤井淑禎
- 松本清張と私/藤井康栄
記念館リポート
- 松本清張記念館開館、その前後 ―― 未来につながる文学館をめざして
- 「点と線」 ほか <直筆原稿> 記念館へ
- 第一回特別企画展を終えて
- 今後のスケジュール